ソフト詳細説明
FntSet32 は,Windows95 や WindowsNT4.0 上において,Windows上で使用可能な TrueType フォントを,任意のフォントの組み合わせを複数設定し,それらの設定したフォントの組み合わせの中から,自由に組み合わせを切り替えできるユーティリティです.
Windows95 以前の Windowsでは,GDIの制限によって,一度にたくさんの TrueTypeフォントををインストールすると,最悪の場合,Windows のハングアップをまねき,安心して使用することが出来ませんでした.
Windows95/WindowsNT4.0になって,この辺の問題が解決され,事実上無制限に TrueTypeフォントを利用できるようになったように見受けられました.実際,通常の使用においては,問題ありません.唯一,アプリケーションからフォントを選択する時に,長大なリストの中らら選択する,というわずらわしさがあるだけかもしれません.
ところが,実はもう一つ困った問題があります.それは,Windows95 のプリンタの設定に関して,依然として, Win.ini が利用されていて Windows3.1 同様,64KB というファイル長の制限が Win.ini にある,という問題があります.
通常のプリンタの設定の場合には問題が生じることはほとんど無いのですが,PostScriptプリンタのように softfont を設定できるプリンタの場合,使用可能なフォント名を,現在のプリンタで使用可能なフォント(すなわちスクリーンで使用可能なフォントを含む)の情報を全て登録しようとしてしまいます.この場合に,たくさんの TrueType フォントをインストールしていると,このソフトフォントの記述で,Win.ini のサイズが,簡単に 64KB を越えてしまい,そのプリンタのインストールが正常におこなわれなかったり,Windows の再起動時に,Windows 自体が正常に動作しなくなったりしてしまいます.
このような障害が生じる場合だけでなく,インストールされているフォントの数は,必要最小限にしておいた方が,Windows 自体やアプリケーションの起動の時間の節約にもなりますし,また,アプリケーション上でのフォントの選択が楽になります.
このユーティリティは,以上のような理由から,Windows 上で使用できるフォントの組み合わせを設定し,組み合わせのなから,使いたいフォントの組み合わせを選択して設定することを目的としています.