ソフト詳細説明
最近はEMSをサポートするソフトウェアも増えてきましたが、それら
のカタログで必ず目にするのが「UV11でハードディスクを利用してい
る場合、EMSは使用できません」という意味の文面です。これは、UV1
1にハードディスク・インターフェースを実装すると、サウンドROMと
HD BIOS ROMの位置の関係から拡張ROM領域に連続した64Kバイトのペー
ジフレーム用の空間がとれなくなってしまうことによります。連続し
た64Kバイトの空間がなくてもEMSのドライバ自体は組み込むことがで
きますが(製品によっては組み込めないものもある)、EMSを利用する
非常に多くのソフトウェアは連続64Kバイトのページフレームを要求し
ています。
ここで、あまり使われることのないサウンドROMが取り外せれば問題
は簡単に解決するのですが、サウンド機能を内蔵している他の機種が
すべてROMをKILL(無効に)できるのに対し、なぜかUV11だけはKILLで
きないような設計になっています。いまやハードディスクはホビーユ
ースでもほぼ必須の周辺機器ですから、EMSとHDDの二者択一というの
はまるで究極の選択(古い?)のようです。
しかしながら、ちょっとしたテクニックを使うことで、UV11でHDDと
EMSを両立させるプログラムを作ることができました。プログラムはE
MSHDと名付けました。