ソフトを開発しようと思った動機、背景
「黒猫の単語帳」を作ろうと思い立ったきっかけは、「英語のWebサイトを読みながら、英単語の学習ができるとよいなあ」という目的でした。前のバージョンで、この目的は一応達成されました。しかし、Windows専用であることや学習機能がいまいちであること、発音が確認できないことなど、機能面で多少不満が残りました。そんな折、学習SNSである「iKnow!(現「smart.fm」)」が、開発者向けに一部機能を公開するという記事が掲載されました。「iKnow!」から取得できる情報を確認すると、英単語やその発音の確認、学習用に単語リストを登録することができるなど、ほしかった機能がすべて揃っていました。そこで「『iKnow!』の情報をベースとして『黒猫の単語帳』を作り直そう」と思い至りました。さらに「作り直すのならば、最近注目されているAdobe AIR対応のアプリケーションにしてしまおう」と考え、現在の「黒猫の単語帳2nd」の構想ができあがりました。
開発中に苦労した点
はじめて触るAdobe AIRの挙動を掴むのが大変だったことに加え、JavaScriptライブラリであるExt JSを利用するのもはじめてだったため、とにかく困難の連続でした。また、Adobe AIRはクロスプラットフォームなので、「動作確認なしでもMacで動くだろう」と高を括っていたのですが、そのままでは見事に動きませんでした(笑)。
ユーザにお勧めする使い方
パソコン上で英文を読む方すべてにお勧めできます。かなり英文を読むスピードが上がるはずです。さらに、英語のニュースサイトなどを通して英単語を学習したいという方には、特にお勧めできます。調べた英単語を自動的に単語帳にまとめるので、プリントアウトして英単語の暗記に挑むもよし、「iKnow!」に学習リストを作って暗記するもよし、お好みに合わせてお使いください。
今後のバージョンアップ予定
「iKnow!」からおもしろい情報を取得できるようになったら、「黒猫の単語帳」にも反映させてゆきたいと考えています。また、ちょっとした懸念項目もあるのですが、これは問題がはっきりしたら、対策を考えたいと思います。
(kinokorori)